山下造船 いか釣り漁船42フィート

バルパスが付いていますので、直進性、安定性も良く、何よりも生簀がイカで一杯になっても浮力があるので喫水が下がらず、復元力もUPしピッチングもせず、釣行が安全で楽だそうです。

ローリング防止のサイドスタビライザーが付いています。

長年仕事をしていますからいたるところに痛みはありますが、すぐに補修をしなくてはならないような大きな痛みはありません。

ハンドレールの若干のグラつきやビス穴の跡なども点在します。年式相応に汚れや使用感があり、ハッチの一部に柔らかく感じるところがありますが、使用するに問題はありません。

大容量の生簀にはスカッパーもたくさんついていて、海水をオーバーフローさせて入れ替えられるように作られていますので、魚を活きたまま持って帰られます。

ブリッジは改造され、もともと窓と後ろのサッシ扉がなかったそうですが増設されたそうです。

ローラーは作動します。

サイドデッキ幅50センチ、高さ55センチの上に22センチの波よけが付いてます。

ここも使用感が有りますが、仕事するにあたっての不具合はありません。

オーニングはワイドです。しっかりとしています。
ラインホーラーは２台。森山のホーマーと新日海製150ｗが付いています。

スパンカーのけたは倉庫に保管しています。セールの状態はわかりません。

舵シリンダーは普通に使用できます。点検口があります。

潮流計、魚探、GPS、3連リモコン、オートパイロット、サテライト、レーダー等の計器類。装備は多数揃ってます。

ここで操船するにあたっての不具合はありません。

回転窓も作動します。

床下にはメタハラの安定器が3台とバッテリー４台がセットされています。

ここにはちょっとした物入れや休憩場所です。

発電機の分電盤、電圧調整器、ブロアー、ヒーターなどがセットされています。

オーバーホールされたばかりのエンジンを乗せたこの船を、2015年に購入したそうです。詳しいOHの内容やその時のアワーまでは判りません。

以前マフラーが腐食で破けてエンジンルームが真っ黒になったそうです。現在はマフラーは修理されています。それと、オイルキャップを閉め忘れてしまい、オイルが噴き出て汚れてしまったそうで、見てくれが悪いとの事です。

現在まで大きな故障はなく、通常のオイルやフィルターの消耗品交換は定期にされているそうです。

発電機は12Kwがセットされています。

スピードは巡航13-14ノット。近場への釣行ですので足はそんなに速くはありません。最近までバリバリ仕事をしていました。