ヘビーなコンディションでも波切り良くグングン走る
基本情報
進水年月 | 1992年07月 |
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年式 | 1992年 |
定員 | 12人 |
サイズ | 39ft |
トン数 | 5t未満 |
形状 | 漁船タイプ・漁船・業務船 |
航行区域 | 限定沿海 |
次回船検 |
本検査 (2022年07月16日) |
船底塗装歴 | あり |
保管状態 | 係留 |
保管場所 | なし |
取材有無 | あり |
サイズ
サイズ(船検証) | ||
---|---|---|
全長 | 全幅 | 全深 |
10.32m | 2.55m | 0.83m |
サイズ(実測値) | ||
実長 | 実幅 | 高さ |
12.5m | 2.65m |
※実測値の場合は、おおよその数値です。
エンジン情報
メーカー名 | ヤマハ |
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エンジン型式 | N10(MD628KUH) |
燃料種類 | 軽油 |
搭載数 | 1基 |
検査手帳馬力 | 230馬力 / 2900rpm(回転数) |
最大馬力 | 300馬力 |
推進機種類 | シャフト船 |
巡航速度(参考) | 約20ノット |
最高速度(参考) | 約27ノット |
燃費 |
1時間あたり 約40リットル |
燃料タンク容量 | 600リットル |
発電機 |
ワット数:2.5kw 燃料:ガソリン |
装備
法定備品 〇
GPS魚探 HONDEX HE101GP-Di
魚探 FURUNO FCV-295
レーダー 〇
微速装置(トローリング) 〇
スラスター(油圧式) 〇
ツーバッテリーシステム 〇
ソーラーパネル 〇
2ステーション 〇
デッキライト 〇
スパンカー 〇
オーニング 〇
イケス 〇
電動リール電源 〇
マリントイレ(電動式) 〇
エアコン(家庭用) 〇
ヒーター 〇
ソナーHONDEX HE773-Di 〇
インバーター 〇
- 稀少人気艇
- クルージングもしたいし釣りもしたい
- 遊漁船にも向いています
担当: 相馬 英樹(そうま)
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外観
船齢は30年ほどが経ちますが、さすがはFG39。船体はガッチリしています。
長年係留されていますから、ハルの黄ばみや汚れ感、ガンネルのスレやキズはありますが、使用するにあたっての特別な問題点はないと思います。
2020年にペラとシャフトは新品に交換されたそうです。
フロントデッキ
デッキ表面は頑丈です。通常の使用時についた小さなキズやスレはありますが、ひどいものはありません。
オーナー自ら塗装をされています。
バウレールは背が高めに作られています。グラつき感はありません。
発電機2.5Kwがデッキ下にセットされています。そのため発電機を使用するときは少しハッチを開けて空気を入れています。
ブリッジ
ブリッジ周りは色落ちがあったり、汚れや黄ばみもあったりしますが、磨けばFRPの艶は甦ると思います。
フロントのグレーのアクセントカラーはシールです。
LEDライト、航海灯類は問題なく点灯します。
サイドウォークの幅は約46cm、高さは57cmと深めですので、前後デッキへは楽にアクセスできます。
アフトデッキ
ここもオーナー自ら塗装がされていますので、剥がれやムラがあります。
小さなキズやスレもありますが、通常の使用時についたもので、ひどいものではありません。
表面のブア付き箇所はありません。イケスハッチの上もしっかりしていますし、きっちり閉まります。
ナカセンのアルミスパンカーは良く効くそうです。グラつきもありませんしセールもOKです。
舵シリンダーは今は普通に使用してますが、そろそろ交換時期との事です。
電動リールの電源が両サイドにセットされています。
2ステーション/リアドア
キャビンドアの開閉は問題ありません。キーロックもしっかりできます。
エアコン室外機がセットされていますので、アフトギャレーは現在使用できません。清水タンクも取外してありません。
2ステーション完備。
コックピット
壁クロスにはシミや汚れが発生していますが、気になる生活臭もなく広々とした空間です。
ドライバーシートは使用感はありますが、操船しやすい目線にセットされています。
油圧スラスター、ソナー、GPS漁探、魚探が装備されています。レーダーは動きますがほとんど使われていませんので、おまけとお考え下さい。
ワイパーはモーターご交換されてまだ1年だそうです。
キャビン/個室トイレ
ここは大人が2人はがゆっくり横になれるサイズです。高さがありますので広く感じます。
壁や天井には年式相応にシミや汚れ感があります。
スカイライトハッチからの雨漏りはなさそうです。
個室トイレは高さがあり圧迫感がありません。
ここにソナーの昇降装置を設置しています。
ヤマハN10(MD628KUH) 定格230/最大300馬力
アワーメーターは使用時間は3667時間を指していましたが詳しくは不明です。
オイルは毎年4月に交換、フィルターは2年に1回の交換で、次回交換時期との事です。
インペラは2021年4月に交換されていますから、まだしばらくは大丈夫の様です。消耗品はこまめに交換されているので、オイル喰いもなく調子は良いとの事です。
電クラのベアリングなどを30万円ほどかけてメンテナンスした経験があります。
燃費は1時間に35から40L位の使用量で、燃料タンクは300+300Lの計600Lです。
巡航スピードは2300回転で約20ノット。快調です。
最高回転まで回すと水温が上がり気味になるので、用心して回さないそうですが、恐らく26-27ノット位は出るそうです。
ヘビーなコンディションでも波切りが良く、グングン走るのがこのFG39の魅力です。
ソナーや油圧スラスターなどの装備も充実していますので、休日のフィッシングや、これから遊漁船を始める方にもお勧めできます。