山下造船 イカ釣り漁船 30フィート

エンジンはヤンマーの6LY－STがついています。

約15年前に前のオーナーが新品のエンジンに換装されたみたいです。このエンジンはかなりの掘り出し物の可能性があります。

アワーメーターが20.8hと表示されていて、前のオーナー様も今のオーナー様も乗っておらず、確かな詳細が不明ですが、これが本当なら極上エンジンということになります。

オイル、エレメント交換、インペラにベルト関係は全て交換されたのが今年の3月。エンジンも好調との事です。今回は実走ができておりませんが、見学試乗で体験して欲しいと、自信満々のコメントを頂いております。

発電機はカワサキダイナックの中古をオーバーホールして内部パーツも交換しております。こちらも3月に施工取付けされています。

船底内部にはビルジポンプも装備されています。

操舵シリンダー部も整備されており、支持金具のパーツ類の交換がされています。油漏れもありません。台座部分の錆は出ていますが、ぐらつきなどはありません。

総額で40万円かけられたみたいです。

アワーメーター20hとなっていますが、エンジンを15年前に新品に換装し、メーターパネルが壊れているかもみたいですので確認が必要な箇所になります。

以前にこのエンジンを使われていた方は、潜り漁師の方で近場の漁業でエンジンをほとんど回してないのもあってアワーメーターが少ない理由でもあります。その後は数年もの間、放置されていたみたいです。エンジンの状態は大変に良い状態ですが、アワーメーターに関しては詳細不明となります。

ハンドルの回転も問題なく、スロットルの固着もなくスムーズに動きます。魚探、レーダー類などの装備品はありません。

インバーター、コンデンサー、分電盤、電気コードなども全て新品で交換されています。操舵リモコンは現状のままになります。

アンカーマンを船内で操作するレバーも問題なく動きます。現在、アンカーマンとの電気の配線を切っているために動作確認はできていません。

レーザーライトは夜の釣りでは大変に重宝するアイテムで、こちらも新品で装備されたみたいです。

船底塗料も今年に塗られてから、海に出られたのは4月に1度だけで陸上げされて4ヵ月保管中。船体も海汚れもなく、フジツボなどの付着もありませんので、大変に綺麗です。

シャフト軸、ペラ共にペラクリンの塗装もしっかりとされています。曲がりもなく、ぶつけた痕跡も見当たりませんでした。

アノードはまだ使用可能な感じではありますが、この機に全て交換されたほうが安心だと思います。

地場造船ということで、船体もしっかりとしているイメージです.

船体両サイドには、スタビライザーもあり横揺れに軽減の施工がされた船体になります。

外観から見て、細かな傷や汚れなどはありますが、年式から考えても綺麗で大切に乗られているのが分かります。

現在、陸上げされていますので汚れも少なく綺麗です。

アンカーマンを今年の3月に程度の良い中古品を装備されました。そのアンカーに連動しているアンカーシーソーも鉄工所でワンオフで製作されたみたいです。アンカーマンを支える太鼓台の金具も、高さ調整の為に再度変更を加えたのが3月。

アフトデッキは広々として、漁業のお仕事は勿論、釣りもゆっくりと楽しめます。

サイドデッキは右舷左舷と共に通る事は可能です。右舷側の幅は28㎝位に舷の立ち上がりが、高いとこで40㎝位で手すりがありません。左舷側は幅は40㎝位に高さが40㎝で更に手摺りが40㎝と安心して通れるスペースがあります。

手摺り他の取付け台座なども、しっかりと取り付けしてありグラグラした感じは、ありませんでした。

デッキ部も塗装ムラ、剝げ、錆汚れなどありますが綺麗にすれば問題はありません。モコモコしたり柔らかくなった部分もなく、しっかりしています。ハッチのフタも多少の割れや傷はありますが、ガッチリしていました。

＊現在、アンカーマンを作動させる電源が切断されています。

今年の3月頃に、イカ釣り仕様として改造され、集魚灯は全て新しく取り付け、吊り下げ用のステンレス製ワイヤー、パーツ類も全て新品取付けされています。発電機からの電気供給システムも、新しく増設とお金をかけられたみたいです。

LEDライトも各所に新規に取付けされています。赤色パトライトも新品に新設されています。右舷左舷灯以外は全て交換されています。

この船のキャビンは、現在のオーナー様が新規に制作依頼をされています。元々はキャビンのない漁船だったとの事です。

新しいキャビンにアルミ引戸から窓枠、ガラスまで全てオーダーで今年の4月に100万円以上かけて取付けされています。

とても綺麗で窓の開け閉めはスムーズでした。

回転窓も新品で視界は良好です。

アフトデッキ上にあるオーニングは広めに製作されてありました。腐食はないような感じですが、ステンレスパイプの表面はくすんでいました。テント生地をとめるロープは念の為に交換することをお勧め致します。

生簀が船体に3つほど装備されています。サイズは約800×600の深さが600と大きいです。内部はオーナー様が自家塗装で塗られています。スカッパーは新品に全交換されています。

船底確認窓もひび割れ、曇りもなく良好です。

法定備品は人数分の救命胴衣など、全て揃っています。消火器も新しいのが設置されていました。