田中造船所 IT50

釣りではあまり使用されていなかったので年式の割には痛みが少ないです。

ワイドなブリッジですからクルージングや遊漁船、ダイビングや交通船としても使えます。

ペラを修正したので現在はMAX27ノット/巡航21ノットです。修正前は30ノットを超えていたそうです。

ハッチも軽くてガッチリしています。

デッキ下は収納です。ここには生け簀はありません。

アンカー台やステンレスレールも頑丈です。

電動リールの電源は4個あります。後ろデッキにも4個あります。

ロッドホルダーは8個。使用頻度が少ないのできれいです。

ワイドなブリッジです。オーニングはワイドなFRP製。

フライブリッジにも改造ができるように天井も分厚く頑丈に作ってあります。

通路幅はそんなに広くはありませんが、前後へはストレスなくアクセスできます。サイドデッキ幅40cm/高さ64cm。

清水ギャレーが設置されています。

集魚灯、LEDライト、航海灯などは点灯します。

表面は塗装の剥がれはありますが、痛みが少なくガッチリしています。

ハッチ下は、生け簀が2室、清水タンク160Lがセットされています。

点検口からの水漏れ無し。油圧シリンダーも綺麗にされています。

テーブルやソファーなどを設置してリメイクされた、シンプルでゆとりのある空間です。

オートパイロット、レーダー、GPS魚探などの計器類は古いですが使用可能です。メーターは4年ほど前の購入時に交換され現在は2079時間を指しています。

個室トイレの扉は船舶用の高級品です。電動トイレは新品交換されて間もないようです。

トイレ横のハッチを開けると一人用の仮眠スペースがあります。

整備がしやすいエンジンルームです。

新造船のときにヤンマーでフルオーバーホールされたエンジンに乗せ換えられています。その時に錆止め塗装を施工されています（OHの内容は不明です）。

教習艇として使用されていたのでランタイムが少ないエンジンです。

現在のオーナーはOH後の1000数時間位で譲り受け、その時にメーターを交換されたので、今のアワー2079時間と合計するとOH後は3500～4000時間未満と思われます。

メンテナンスは2022年にシール類の他、水回りのホース、海水ポンプ、清水ポンプ、インタークーラーのパイプ類の交換をされ、また、ターボはバラしてオーバーホールされています。

バッテリーはアクセサリー用を2022年12月に、メイン用は今年4月に交換したばかりです。

インペラは2022年10月ごろ、同時にエンジンオイルを交換されたそうですが、それ以降はちょっとしか乗ってないそうです。

2019年にノズル3本交換し、ポンプはオーバーホールされています。

圧縮比も正常で調子も良いそうです。

メインエンジンと同じ重油を使用しています。