底引き漁の装備そのまま
基本情報
進水年月 | 1986年02月 |
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年式 | 1986年 |
定員 | 3人 |
サイズ | 32ft |
トン数 | 3.7t |
形状 | 漁船タイプ・漁船・業務船 |
航行区域 | 限定沿海,限定沿海・沿岸5海里 |
次回船検 |
本検査 (2024年02月28日) |
保管状態 | 係留 |
保管場所 | なし |
取材有無 | あり |
サイズ
サイズ(船検証) | ||
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全長 | 全幅 | 全深 |
9.7m | 2.51m | 0.74m |
サイズ(実測値) | ||
実長 | 実幅 | 高さ |
12.9m | 2.71m |
※実測値の場合は、おおよその数値です。
エンジン情報
メーカー名 | ヤンマー |
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エンジン型式 | 4CHK-DT |
燃料種類 | 軽油 |
検査手帳馬力 | 125馬力 / 2500rpm(回転数) |
推進機種類 | シャフト船(ブラケット) |
巡航速度(参考) | 約10ノット |
最高速度(参考) | 約15ノット |
装備
法定装備 救命胴衣、救命浮環
GPS魚探 〇
オートパイロット 〇
舵リモコン 〇
無線機 〇
オーニング 〇
イケス 〇
デッキウォッシャー 〇
- 一人で底引き網漁が出来る装備品
担当: 寺田 泰隆(てらだ)
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フロントデッキ
経年劣化はあるものの、デッキはしっかりとしていて柔らかいところはありませんでした。造りも頑丈そうです。フロントデッキのハッチは凹凸でフラットではありません。8ヵ所全て物入として使用されています。ハルは汚れていましたが、大きな痛みはありませんでした。かんざしもしっかりしています。
キャビン
キャビン前方からエンジンルームへアクセスできます。ヒューガルポンプが付いています。右舷側の後方にはタイコを巻き取る装置がありました。灯火類はOK。点かないところが一箇所ありましたが、取材後に修理しています。底引き用の支柱はしっかりとした造りでした。一人で漁をされていたそうです。
コックピット
主に上部のコックピットで操船しています。魚探はHONDEXのPS-800GP。マロールの自動操舵リモコンがおいてありました。もちろん使えます。アフトデッキでも別のリモコンにより操船できるみたいです。シートの横には底引き網を支える太い柱がアフトデッキオーニングの上を通って船尾方向へ伸びています。
アフトデッキ
アフトデッキには、底引きで使用していた道具類がたくさん置いてありました。しっかりと貼られたオーニングの下には舵リモコンがぶら下がっています。両弦には波よけが設置されています。舵はスムーズに動きました。
香川県志度町のヤマハ造船所で1986年につくられた底引き漁に使われていた漁船です。さすがヤマハの船で造りはしっかりしており、デッキも気になるような柔らかいところはありません。底引き網漁が出来る装備がそのままついています。他にも一本釣りをされていたようです。エンジンはヤンマー4CHK-DT125馬力。かかりも良く、今のところ大きな修理の必要はなさそうです。HONDEXのPS-800GPプロッター魚探が装備されています。